自作卓球マシンを作っちゃおう!!その3自作卓球マシン・バケポン

自作卓球マシン

卓球マシンがほしいけど卓球マシンは高い!!でも諦めないで。それなら、安くて本格的な自作卓球マシンを作っちゃおう!!

やはりストック部はバケツが一番。題して「バケツでポン=バケポン」

ピンポンツリーに慣れてくると、この玉数では球の補充が頻繁で面倒。発射ピッチが遅くて物足りないなど…。
もっと連続で、速いピッチで球を打ちたい。そんな期待に答えてバージョンアップを作ることになりました。

ストック部はバケツタイプでリベンジ。球入れのしやすさ、ストック量を考えると、やっぱりバケツが一番手頃で使いやすい。発射部はピンポンツリーと同じものでOK
スタンド部はギアボックスの取り付け部と兼用させパーツを少なくし、高さ調整は、適当なものを挟んで上下する、とってもシンプルで安い構造にする。
送り出し動作は横向き押し出しタイプにする。ギアボックスの速度を遅いままにし、歯車で球をひっかけ連続的に押し出す方法でトライする。
目指したのは、安く簡単に作る、そして機能性は十分に!!

バケポン製作開始。まずは球の通り道、塩ビパイプの加工から

塩ビパイプの加工図
送り出し部の塩ビカット

油性マジックペンでしるしをつけ、ディスクグラインダーで、サックと切り取る。この形なら、ノコギリでも切り取れる。なぜこの形なのかは後で。

次はバケツの加工。バケツは100円ショップで一番大きかったものを購入。底の直径が20cmくらいのものを使用する。


やっと上手くいきました。

前回はドリルや糸のこを使い、パリッとバケツを割ってしまったが、それは、切ろうとするから割れるんだということに気づき、今回は、はんだごてを使い、溶かしてみることに。予想通り、100円ショップの薄いバケツは、簡単に溶けて穴が開きました。
それと、バケツ底の中央に、6mm程度の穴をドリルで慎重に開けてバケツの加工終了です。

ベニヤ板の加工
今回は12mmと6mmを使用します。

ベニヤ板の加工図 

本体のスタンド+ギアボックス取り付け部分です。板の厚さは12mm 前回よりも作りやすいように、四角く4枚切り出すだけ。

こちらは押し出し歯車部材

板の厚さは6mm。直線的に切りかいていくのでノコギリで簡単に切り出せます。歯車の歯数は8枚=1回転で8コの球を送り出す。
電圧3VでギアBOXのスピードを一回転約21秒の設定はそのまま。
一回転8コ送り出しで、打ち出す間隔を2.6秒にし、前回より約1秒早くなりました。

歯車の大きさの決め方はバケツの底(底から2cm上あたり)の直径寸法が200mm

ベニヤ板を切り出したところ

歯車の横にあるのは、塩ビパイプを固定する時に使うスペーサー(6mmベニヤを4cm×4.5cmにカット) 

組み立て開始。まずは、ベニヤ板の組み立てから。

12mmのベニヤ板4枚を組み合わせます。各板どうしの取り付け位置を記して、木ネジ止めします。

先にドリルで、ネジ穴(下穴)を開けておくと、正確に取付できます。
中央に開けた穴に合わせて、ギヤボックスを取り付ける。

シャフトが板に対して曲がらないように、三角定規などで垂直を確認してネジ止め。

本体にバケツ、塩ビパイプを取り付ける。

バケツは大判ワッシャーを使い、木ネジで固定する。ワッシャーを使わないと、バケツが薄いので引き抜けてしまうから。バケツの中央の穴に、ギヤボックスのシャフトが出てます。

塩ビパイプは6mmベニヤのスペーサーを挟んで、サドルで固定する。

バケツの側面と、パイプを半分に切りかいた部分を合わせる。
塩ビパイプの取り付ける角度に注意!!

このバランスにしないと、パイプに球が引っ掛かったり、歯車がキチンと球を、押せなくなったりします。

塩ビパイプ、球の取り込み側は43mm程度にする。これより広げると、上を転がる球が引っ掛かりやすくなる。歯車の高さは20mm程度にする。上げ過ぎると上手く押せない。

歯車にシャフトの固定パーツを取り付け、本体にセット

発射部の取り付け
発射部は、ピンポンツリーの時と同じ構造、ただし、パイプの間にたまった球が不規則に発射されてしまうのを防ぐため、塩ビパイプに輪ゴムを取り付ける。

こうすれば、歯車に押し出された時だけ、輪ゴムをくぐって球が発射されます。ノコギリで切り込みを入れて、輪ゴムを差し込んでいるだけ。

バケポン完成!!

とってもシンプルなデザイン。これ以上無駄なものはないってくらいの構造です。金額的には2000円くらいの材料代で、とっても安くできました。

使用感を動画でチェック(単三電池2本で打出し2.6秒タイプ)

押し出し部分の動作
打ち出しの角度は、文庫本を挟んで高さ調整。

ピンポンツリー同様、いい感じでドライブがきいてる。何より、バケツなので球の補充が楽なこと、それと、球数が増えたので、スイングを微調整しながら続けて練習できるのがうれしい。

バケツが大きかったので、球が100コくらい入る。でもモーターが力負けして動作が不安定に…。でも、球拾いすることを考えると、40~50コで十分かなと納得してみる。

さらにレベルアップで、発射スピードと打ち出しの間隔を早くしたい。そこで、電池の数を3本にして電圧を4.5Vに変更しました。

ギアBOXのスピードが一回転約16秒になり打ち出す間隔が2秒に、打ち出し速度も早くなって、かなりテンポよく練習出来るようになりました。 

使用感を動画でチェック(単三電池3本で打出し2秒タイプ)

バケツいっぱいに球を入れてもかき混ぜOK 
打ち出しのスピードが速くなり飛距離が伸びたから、タイミングが掴み易くなって、いい感じになりました。

フォアとバック、ミドルなんか色々打ちたいな。
それならスイングさせてみよう!!